自由に描きたいスケッチ帳

日々のスケッチをのせています。

目標設定の穴?

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 雷の魔法使い。最近はHSPについての本も読みつつ、認知心理学についてもちょろちょろと調べたりしています。絵はずっと描き続けています。 

 一般的に、目標は低いより高い方がいいとされています。
しかし目標が高ければ高いほど最終的に達成したり成長したりする可能性が高くなるかと言えば、無条件でそうだとは言えません。とにかく目標を達成するまで修行僧のように自分を追い詰めていると、失速して逆に目標達成は遠ざかります。「他の誘惑はすべて我慢して、ひたすら目標のために突っ走るぞ!」というような完璧主義的な傾向があると、逆に失敗する確率が上がるというのはなんだか皮肉めいたものを感じます。

 ではどうしたらよいか…月並みですが、大きな目標の前に、簡単に達成できる小さな目標を設定し、達成できたら自分に報酬を与える。というのが効果があるようです。例えば、
「今日は〇〇を×分勉強する」
というように短い単位で達成できる目標を決めて、達成できたら好きなものを食べる、とか。こうすることで脳の報酬系という神経系のはたらきにより、行動が強化されます。「勉強する」という行動が苦痛を伴っているとしても、「好きなものを食べる」という行為につながっていればやる気が出てしまうのです。パブロフの犬と同じで、人間の脳も案外簡単に条件付けすることができるようです。報酬系についてはもっと知識を深めていきたいところ。

 注意したいところは、「自分に確実に与えられるようなものを報酬に設定する」というところです。買い物をするでもゲームをするでも自分が好きなものならなんでもいいと思いますが、他者評価を得るとか博打を打つとか、自分で操作できないものを設定してしまうと、そもそも報酬が得られるかどうかが不確定になり、報酬系を機能させることは難しくなりそう。この場合個人的に恐ろしいのは、「がんばったのに成果が得られなかった」という結果を脳が学習してしまうのではないかということです。つまり、上の例で言えば「勉強する」ということと「成果が何も無い」ということが結びついてしまい、それならわざわざエネルギーを使って勉強する必要は無い、と脳が無意識化で判断してしまうということです。